こだわるところは、線と、字形
僕は怠け者だな。
時間はたっぷりあるのに、なんでもっと時間をかけて作品制作に打ち込まないのかな。
なんでいつも稽古の前日に焦って徹夜して書くのかな。
稽古当日、持っていった作品が褒められようが書き直しさせられようが、結局は「もっと書き込めばよかった」と後悔する。
毎週毎週後悔している。もっといろんなパターンで書けばよかったとか、日替わりでその日の気分で雰囲気の違ったものを書けばよかった、って思う。
今日もそんな気持ちに襲われている。
僕は怠け者だな。
書道だけじゃない。スロースターターというか、エンジンがかかるのが遅いというか、いつも締め切りのギリギリで焦って処理してしまう。
夏休みの宿題でいえば、新学期の始まる前日に徹夜して泣きながら宿題をしているタイプ。
テストで言えば、テスト前日に焦って勉強をするものの、手をつける範囲の広さに気づいた途端あきらめモードに入り、前日は余裕で寝て、当日の直前の自習時間や休み時間に必死に教科書をペラペラめくっているタイプ。あの時、自分の眼がカメラのシャッターのようになって全てを瞬時に記録できたらいいのにと心から祈ってた。
そんなことは置いといて、いつもいつも何年経っても、自分の怠け者具合にはあきれてしまう、という話。
一度でいいから、自分の書道活動に関して、ずっと前から懸命に取り組んで、大満足で何かを達成するということを経験してみたい。
僕はいつも中途半端。「まだ書けたかもしれないのに」という時間切れで、作品の締め切りがくる。
昨夜、ストーブを出しました。