筆圧をかける
紙の上に筆を置き、線を引くとき
まるで紙に墨が食いついているような力強い線と、紙の上をそっと撫でたような弱い線の二つがある。
例えば、手前に向かって縦線を引きたい時、次の写真のように筆を手前に倒して線を引けば、筆圧はあまりかけることができず、弱い線になってしまう。
それに比べ、次の写真のように進む方向とは逆に筆を倒すことにより、自然に筆圧がかかり、それによって書かれた線は強いものとなる。
(床にモップをかける時の原理と同じ)
こうして書かれた強い線は、時間が経ち墨が乾いた後も迫力をもって見ている人に訴えかける力がある。
というのを、今日改めて知った。
今のうちから夏に向けて大きな作品を書き始めようと思うので、そういった紙と筆のあたる角度を意識しながら、エネルギー溢れる力強い作品が書けるように頑張る。
今日はちょっと書道の話をしてみたよ。
理論的に技術を考えてみると、楽しいかも。