書きたい
ブログ25日目。
先生曰く、
「いい作品は、その作品のどこを切り取っても美しいものだ。」
全体として見た時に美しいのはもちろん、部分的に見た時にも収まり方がバッチリなものが、いい作品だと言っていた。
例えればあれかな。なんか何マスかの表があって、縦のマス1列を足しても、横のマス1列を足しても、角とかの部分的なまとまったマスを足しても、合計の数がすべて同じになるみたいなやつ。
あの完璧に出来上がった数字の配列の表みたいな。
「いい作品は、どこを切り取っても美しい。」
この言葉が頭から離れないから、今回の沖展に出品する作品は、今まで以上に緻密さを求めて仕上げてみることを目標にした。
いきなり二八の紙に書くんじゃなくて、二八を縦に四等分したサイズの紙を作って、それぞれで完璧な配置を考えて書いた上で、二八に清書するというやり方にしてみる。
これなら、体力的にも二八の紙的にも消耗が少なくて済む。そしてじっくり試行錯誤しながら書くことができる。と思っている。
今日は書ける。
あと少しで書ける。
夜が待ち遠しい。
今夜はとことん書いてやるんだ。
紙全体の中に主役となる文字を入れ、さらに一文字一文字の中に主役となる線を引く。
作品を書く上で、俺は監督。文字たちは役者。
さて、どうやって配役しようかな。
そもそも俺は監督として文字たちの持ち味を引き出して書けるのだろうか。不安は尽きないが、とにかく今は書きまくるしかない。
少しでも満足のいく内容になりますように。
俺の神経、脳と右腕をうまく仲良くさせてくれよ。